• 魔法現象

      • 大気中に存在する魔力が、何かの要因で活性化する事によって発現する現象の事。
        最も原始的な魔法現象は、嵐や雷といった自然現象。

    • 魔力

      • 現代の魔法科学ではまだ、どのような物なのか解明されていない未知の物質。
        大気中や、海中などいたるところに存在し、不活性の状態で安定している。

    • 魔力の活性化

      • 魔力はある種の刺激を受けると、周囲の魔力から力を奪い取ろうとする。
        この力の集中状態を、魔力の活性化と呼ぶ。

    • 発現点

      • 魔力が活性化し、力が一点に集中する事で特殊な力場が形成され、魔法現象が発現する。
        この力場の中心を発現点と呼ぶ。

    • 対消滅現象

      • 魔力活性や魔法現象が、近くで同時に発生した場合に起こる現象の事。
        複数の活性魔力によって力の奪い合いが起こり、結果的に力を奪えず活性化が収まる事。
        自然界の中では常に発生している現象で、魔力を不活性安定状態に保つ自然のメカニズム
        魔法がぶつかりあった際に互いに打ち消し合うのは、この現象によるもの。

    • 古代魔術

      • 現代では、祭事などで儀式的に行われる以外では失われた術で、
        魔法現象を祈りなどによって、発現させようとした儀式。
        雨乞いなどがこれにあたり、祈祷の一種。

    • 魔法科学

      • 儀式的であった魔術とは異なり、魔法現象の原理を科学的に紐解き、
        それらを体系化する事で成立した学問。

    • 現代魔法理論

      • 魔法科学者たちによって提唱された、人為的に魔法現象をコントロールする理論。
        魔力に干渉し活性化状態にした後、魔法現象の発現を制御する事で、
        人による魔法行使を可能とすることを目指した。

    • 固有波長

      • 物体が持つ固有の振動数の事。
        人も指紋の様に、各個人がそれぞれ異なった固有波長を持つ。
        魔力には活性化した際に、干渉元の固有波長を受け継いで振動する性質があり、
        活性化した魔力は、同一波長による干渉しか受け付けなくなる。
        そのため、ある物体が活性化した魔力に対して、別の物体が干渉する事が出来なくなる。

    • 環境ノイズ

      • 生物の持つ固有波長は不安定で、若干のブレが存在する。
        このブレを生じさせる様々な外的要因を環境ノイズと呼ぶ。

    • 魔法使いのジレンマ

      • 人は息を吸いながら、同時に吐くことが出来ない様に、
        魔力を活性化させる干渉を行いながら、制御干渉を行うことが出来ない。

        そのことから、クロスオーバーメソッドが確立されるまでの長い間、
        現代魔法理論が実現不可能といわれていた。

    • 魔法科学アカデミー

      • 様々な国家・企業をスポンサーに持つ、魔法科学の最先端研究機関
        アカデミーによる研究成果は、スポンサーとなった国家・企業に対し、
        平等に開示されるため、殆どの国家・企業がスポンサーとなっている。

    • クロスオーバーメソッド

      • 魔法科学アカデミーによって確立された、まったく新しい技術・理論。
        コネクターユニットの発明により実現した。

        ユニットを装着した術者が二人一組になり、それぞれ「アクティベーター」と、
        「コントローラー」に分かれて魔法現象を制御する事で、
        それまでは不可能とされた、人の手による魔法の行使を可能にした。

    • コネクターユニット

      • クロスオーバーメソッドを可能にした、魔法科学アカデミーによる画期的なデバイス。
        アクティベーターユニットと、コントローラーユニットの一組で対になっている。
        装着者同士の固有波長の誤差を、動的に補正する機能を持つ。

        コネクターユニットを所有するためには、ウィッチマスターの資格が必要で、
        ウィッチを目指す候補生達が所有するユニットは、正規のユニットと異なり、
        アイランド島とその周辺海域のみで動作するアカデミックユニット。

    • アクティベーター

      • クロスオーバーメソッドで、魔力活性を担う役割の者。
        理由はまだ解明されていないが、アクティベーターの適正を持つ者は、
        殆どの場合が女性で、男性のアクティベーターは極めて珍しい。

    • コントローラー

      • アクティベーターが活性化した魔力を、望んだ形に制御する役割の者。
        活性化した魔力は、制御を行わなければ不規則に力を放出するだけなので、
        魔法の行使には、必ず制御を行う必要がある。
        理由はまだ解明されていないが、コントローラー適正を持つ者は、
        殆どの場合が男性で、女性のコントローラーは極めて珍しい。

    • バトルジャケット

      • ウィッチたちが魔法戦闘の際に着用する、特殊なジャケット。
        特殊な磁場を発生させる金属繊維が織り込まれており、
        魔法現象による衝撃から、着用者の肉体を保護する役割を持つ。

        候補生を含む全てのウィッチたちは、
        魔法戦闘時に、このジャケットを着用する事が義務付けられている他、
        バトルジャケット非着用者に対する魔法の行使を固く禁じられている。

    • ウィッチ

      • 正規のコネクターユニットの所持を認められた人たちの総称。
        (女性だけでなく、男性であってもウィッチと呼ぶ)
        魔法科学アカデミーと、スポンサーとなる国家との間で、
        ウィッチによる国内での魔法行使を認める協定が結ばれているため、
        ウィッチになれば、世界中の殆どの場所で魔法の力を行使する事が出来る。

        厳密には、ウィッチマスターの資格を持つ者のみをウィッチと呼ぶが、
        一般的には、「魔法を使う人達」=「ウィッチ」という認識のため、
        アイランド島内の候補生達をウィッチと呼ぶ人も居る。

    • ウィッチマスター

      • ウィッチ育成学校で魔法科学を修め、3年間の魔法課程「マスターコース」を修了した者の事。
        または、その際に与えられる資格の事。

        ウィッチマスターの資格を得る事で、初めてウィッチと呼ばれる様になり、
        卒業の際、正規のコネクターユニットの所持と、島外での魔法行使の権利を得る事が出来る。

    • 装飾魔法陣

      • 魔力が活性状態になり力を奪う際に起こる発光現象を、
        術者が、活性化をコントロールする事で独自の紋様を描き出す事。
        特に魔法現象的には、何も利点は存在せず、
        ただ見た目のカッコよさのためだけに、行われる様になったテクニック。
        美しい紋様を描き出すためには、それ相応のテクニックが必要なため、
        魔法陣の美しさを競い合う大会なども、世界各地で行われている。

    • レアケース

      • レアケースとは、魔法科学の観点において非常に稀なケースの事。
        ナナ・ロックベルの様に、コントローラー適正を持つ女性といった、
        わかりやすいレアケースばかりではないため、本人が自覚していない場合も多い。

    • レアスキル

      • 通常の魔法行使のプロセスにおいて、特殊な技能を有する者の事。
        レアケースと同様に、本人がそのスキルを自覚していない事の方が多いため、
        判明しているレアスキル保有者は数少ない。

    • アイランド

      • 魔法科学アカデミーが、魔法科学の研究と発展のために建造した、
        北大西洋に浮かぶ巨大な人工島
        島内には、ウィッチ育成のための教育施設が集まる「学園エリア」と、
        魔法科学の研究施設が集まる「研究エリア」があり、
        研究エリアへの立ち入りは、厳しく制限されている。

    • 入島試験

      • アイランドへ入島し、ウィッチ候補生となるための試験。
        魔法を使いこなすための、潜在的な才覚があるかという点において審査が行われる。

    • 定期技能試験/進級試験

      • 年2回行われる、魔法技能に特化した試験。
        その中でも、学年末に行われる試験は「進級試験」と呼ばれる。

        進級試験は、アイランドにある全てのウィッチ育成学校で同時に行われ、
        島の周囲の海上に生成されるフィールドで、魔法による模擬戦闘を行う。
        対戦相手は学校や地区を跨いで設定され、候補生達には開始直前まで知らされることは無い。

        進級試験は、複数の組み合わせで数日間にわたって行われ、
        派手な魔法戦闘が見れるという事もあり、島外から多数の見物客が押し寄せる。

        試験終了後、試験の内容を総合的に判断され候補生達には進級の可否が告知される。
        この進級試験によって進級が不可となった場合は、
        アイランドより退島処分という、厳しい処分が下される事もあるため、
        事実上、ウィッチ候補生たちをふるいにかける試験となる。

    • 学区制

      • 学園エリアは大きくわけて9つの地区に分類されており、
        入島試験の結果によって、候補生たちは地区の振り分けを受ける。

    • 特別区

      • 9つの学区のうち、第7・第8・第9学区の事。
        これらの地区では、魔法科学アカデミーによって定められた正規のカリキュラムの他に、
        各学校の独自のカリキュラムによる、教育課程を組む事が認められている。

    • 魔法科学アカデミー奨学制度

      • 在学中は学費を納めなくて良い代わりに卒業後、奨学金を返済する形で学費を納める制度。
        魔法の才能のある者が、平等に魔法科学を学ぶ事が出来る様に、アカデミーによって制定された。

    • 成績優秀者特別待遇制度

      • 優れた成績を収めた者に与えられる優待制度。
        毎年更新で、選ばれた者はその年の学費返済を免除される。
        卒業するまでの3年間、毎年優秀な成績を収める事が出来れば、
        卒業後の奨学金の返済額は0になる。

    • 観察対象者

      • レアケースなウィッチ候補生や、レアスキルを有する候補生で、
        その原理や現象を解明するため、魔法科学アカデミーの特別監察対象となった者の事。

        特別監察対象となった候補生は、アカデミーより要請があった際に、
        その協力依頼に応じる事を義務付けられるが、代わりに学費が免除されるなど、
        幾つかの面で優遇措置が取られる。

    • アイランド貨幣制度

      • 世界中から人が集まるアイランドでは、島内専用の通貨システムが採用されている。
        島内で流通する通貨は、電子情報という形で管理され、
        各個人が持つ滞在許可証を兼ねたデバイスにチャージされている。

        地区内の交通機関は、滞在許可証を持つ人間の利用は無料。
        食費に関しても、学校や寮での食事は無料となっているため、
        候補生達は基本的な生活費に関して、心配する必要が無い。

        また、休日や放課後に友人たちと遊んだり、物を買ったりするために必要な資金として、
        毎月の頭に、全ての候補生達に対し、島内でのみ使用可能な「交遊費」が支給される。
        そのため候補生達には、「おこづかい制度」と呼ばれている。

    • 在学証明デバイス

      • アイランド滞在者全てに付与される、学生証・アイランド滞在許可証を兼ねた高性能通信端末。
        各端末は所有者にアクティベートされているため、本人以外が操作する事は出来ない。
        薄型のカード状の形状をしており、音声や文字情報の相互通信が可能な他、
        アイランド島内での通貨はこのデバイスにチャージされるため、お財布がわりにもなっている。

    • 指導教官

      • アイランドにおいてウィッチ候補生達に対し、魔法に関する技能指導を行う人。
        指導教官になるにはプロフェッサーの資格所有が必須であるため、
        指導教官は魔法科学に深く精通している。
        学校によっては、技能指導だけではなく教養課程も含めた全課程を担当する場合もある。
        ウィッチ育成学校には、その規模に関わらず最低2名の指導教官が所属している必要があり、
        また生徒100名につき1名の割合を下回ってはいけない。

    • プロフェッサー

      • 「マスターコース」を修め、ウィッチマスターの資格を得た後、
        更に4年間の「エキスパートコース」を修了した者に与えられる資格の事。

    • プロフェッサーユニット

      • プロフェッサーの資格を得た者にのみ与えられる、
        特別な機能を有するコネクターユニットの事。

        主に単独行動を行う事が多くなる、指導教官のために開発された物で、
        アイランド島とその周辺海域に限定されるが、
        魔法行使にパートナーを必要としない、単独魔法行使を可能とする特殊ユニット。
        ただし、単独での魔法行使はペアでの場合に比べて制約がかなり大きい。